先日、子供たちが参加したテニスの試合でのこと。
男兄弟が3人参加した草トーナメント。
次男は、最初からそんなに勝てると思っていないのか
のびのびと試合をしている。
しかも、練習を重ねた基本どおりには打たず
せこい手を使おうとしたため、僕に叱られても
あっけらかんとしている。
三男は、課題は「試合慣れ」ということもあり、
カウントを相手任せにしないことと
間違えないで試合を進めること。
小学生どおしの試合というのは、よくカウントを間違えるし
ミスジャッジも多い。
さて、長男だが、本人としては、優勝を狙っていた大会。
1試合目の相手も、そこそこ上手ではあるが、
ゲームは終始リードして進んでいる。
勝てそうなペースでもあり、
僕から見て、試合の中でいろいろなショットを
試しているようにも見えた。
4-0で勝っていたのだが、多少遊びが過ぎたのか
リードして甘さが出たか、5ゲーム連取されて、5-4と逆転されてしまう。
5-5に追いついたものの、追いつかれたことからくる緊張感からか
最後ミスショットが出て、5-6で負けてしまった。
そこまではいい。予選だし、次勝てば1位トーナメントには出れる。
いろいろ試す機会もあったので、収穫もあっただろう。
よくなかったのは、その次の試合。
完全に1試合目で負けたことを気にしてか、冷静ではない。
いつもやらないようなミスショットを連発。
ミスを取り返そうと、点を取りにいき、またミスを重ねる。
ラリーを続けてチャンスを伺うという彼のスタイルが全く見られず
相手も見えていないのが、こちらからでもわかる。
前回、6-3で勝ったことのある相手に
4-6で負けてしまい、2連敗で1位トーナメントを逃した。
そのあとも、終始暗く、外は天気なのに
彼の上だけに雨雲が漂っているようだった。
そこで、彼に僕が言ったこと。
失った点数を取り戻すことはできないし、
できるのは、次の点をとることだけ。
大事なのは、失ったものを引きずらず、
忘れて、次のことを考えること。
試合が終わっていない以上
点を取り続ければ必ず逆転できるのがテニス。
サッカーのように時間制限があるわけでもない。
気持ちの切り替えがいかに大事か
それができれば、どこかで取り返すチャンスは必ずある。
テニスだけではなく、仕事にも言えること。
それにしても、今回特別に強い相手がいなかっただけに
長男には優勝させてやりたかった。。。
と、考えて、気持ちを引きずっているのは
自分の方なのかもしれないなと思う。
長男の雨雲は夜にはどこかへ行ってしまっていた。
引きずっているのは自分?
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