Quantcast
Channel: 幸せなキャリアについて日々考えてみる
Viewing all articles
Browse latest Browse all 23

引きずっているのは自分?

$
0
0

先日、子供たちが参加したテニスの試合でのこと。

男兄弟が3人参加した草トーナメント。

次男は、最初からそんなに勝てると思っていないのか
のびのびと試合をしている。
しかも、練習を重ねた基本どおりには打たず
せこい手を使おうとしたため、僕に叱られても
あっけらかんとしている。

三男は、課題は「試合慣れ」ということもあり、
カウントを相手任せにしないことと
間違えないで試合を進めること。

小学生どおしの試合というのは、よくカウントを間違えるし
ミスジャッジも多い。

さて、長男だが、本人としては、優勝を狙っていた大会。
1試合目の相手も、そこそこ上手ではあるが、
ゲームは終始リードして進んでいる。
勝てそうなペースでもあり、
僕から見て、試合の中でいろいろなショットを
試しているようにも見えた。
4-0で勝っていたのだが、多少遊びが過ぎたのか
リードして甘さが出たか、5ゲーム連取されて、5-4と逆転されてしまう。
5-5に追いついたものの、追いつかれたことからくる緊張感からか
最後ミスショットが出て、5-6で負けてしまった。

そこまではいい。予選だし、次勝てば1位トーナメントには出れる。
いろいろ試す機会もあったので、収穫もあっただろう。

よくなかったのは、その次の試合。
完全に1試合目で負けたことを気にしてか、冷静ではない。
いつもやらないようなミスショットを連発。
ミスを取り返そうと、点を取りにいき、またミスを重ねる。
ラリーを続けてチャンスを伺うという彼のスタイルが全く見られず
相手も見えていないのが、こちらからでもわかる。
前回、6-3で勝ったことのある相手に
4-6で負けてしまい、2連敗で1位トーナメントを逃した。

そのあとも、終始暗く、外は天気なのに
彼の上だけに雨雲が漂っているようだった。

そこで、彼に僕が言ったこと。

失った点数を取り戻すことはできないし、
できるのは、次の点をとることだけ。
大事なのは、失ったものを引きずらず、
忘れて、次のことを考えること。

試合が終わっていない以上
点を取り続ければ必ず逆転できるのがテニス。
サッカーのように時間制限があるわけでもない。

気持ちの切り替えがいかに大事か
それができれば、どこかで取り返すチャンスは必ずある。
テニスだけではなく、仕事にも言えること。

それにしても、今回特別に強い相手がいなかっただけに
長男には優勝させてやりたかった。。。

と、考えて、気持ちを引きずっているのは
自分の方なのかもしれないなと思う。

長男の雨雲は夜にはどこかへ行ってしまっていた。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 23

Latest Images

Trending Articles





Latest Images